産業新聞

海底金属資源を可視化

京都大学と兵庫県立大学、海洋研究開発機構、九州大学は28日、海底熱水地域に広がる金属資源分布の可視化に成功したと発表した。
微弱な電流を使った独自の非破壊検査装置を開発し、金属を多く含む海底熱水鉱床が多数存在する沖縄トラフ海域で海底探査を実施。
金属含有が多く電気を通しやすい岩の層が、海底面と海底下40メートル付近にも存在する事を明らかにした。
水深700~2000メートルの海底で高温の地下水が噴出する海底熱水鉱床は、金、銀、銅、亜鉛などの有用金属資源を多く含み、国は資源量や分布の調査、採掘技術開発に力を入れる。
今回の調査により、海底探査にかかる時間を大幅に短縮出来る可能性が有る。また、海底熱水鉱の成長モデルの検討も可能になるとしている。

<日刊産業新聞>
金属資源の少ない日本にとっては喜ばしい事は間違いないですが、そういった事を成し遂げる独自の技術・装置開発や既存装置の改良等に係わる方達が居る事で、将来の日本に希望を持てます。

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